2019年2月7日木曜日

2年間のこと

「須磨浦旅行譚」が終わった。大学に入り、演劇をはじめてからの2年間いっしょに作品を作っていた藤家くん、山口さんとは、一旦さよならしましょう、ということでそこから、それぞれの活動をはじめていた訳で、今回また集まって作品をつくることになった。そういうことになるとは思っていなかった。制作の栗山さんも演劇をはじめたころからの仲で、みんなと別れてからの2年間の間につくった「ムニ」にも関わってもらっていた。栗山さんにはわたしが演劇をはじめてからのすべての公演に関わってもらっている。今回の公演にはそんな、4人があつまった。

公演を終えると、あらためて、わたしの知らない2年間をこの人たちは過ごしていたんだなと感じることが多くて、それはわたしの2年間にも言えることだった。わたしの知らない2年間の間に、藤家くんはメールをちゃんと出せるようになっていたし、俳優としても自分のことばや体を持ち合わせていた。山口さんはそんなに変わっていなかったのかもな。でも、舞台監督の心強さはいつもどおりだったな。栗山さんは、わたしがお願いしている以上の仕事をいつもしてくれる。ほんとうにいつもありがとう。

わたしは多分前よりも演劇に詳しくなって、演劇が好きになって、戯曲のメソッドだって知ることにもなったし、演劇のつながりも増えた。演劇が好きだ。これから、一生演劇をしていきたい。その覚悟を、だれも見ることのない、ここに書いておきたい。

2年まったく会わないうちに、変わっちゃったわたしたちと、変わっていなかったわたしたち。