2019年3月4日月曜日

帰省



3月2日土〜4日月まで高知に弾丸帰省しました。

いい思い出ランキングを作るなら、

1、ひばあちゃんと会ったこと
2、友達とスナックに行ってママに恋愛相談にのってもらってダメ出しされたこと
3、花粉症軽減の耳つぼを押してもらったこと

老人ホームにいるひばあちゃんの手を触ったら、木みたいだった。内側の手の使う部分だけに肉が残っていた。人間は最後まで耳が聞こえるという話を聞いた。声を出してひばあちゃんが話をしていることがすごいと思えた。

京都から地元に帰ってきている友人と、地元で就活している友人と三人でのんだ。二軒目でスナックにいったら、ママにあれこれ聞かれたが嫌な気はしなかった。その恋愛はとても不幸なのでやめなさいと叱られた。同じことを友達二人にも言われ、少し客観的に捉えられるようになった。ママ、友達たち、ありがとう。

花粉症のツボを押してもらった。映画好きのおじさんで、いっぱい映画のDVDもらった。いっぱいみまーす。

かなしかった思い出ランキングを作るなら、

1、実家でアレルギー性鼻炎が悪化したこと、実家が他人みたいだったこと
2、本棚の整理をしていたら、母が読んでいた本にレイモンド・カーヴァーが含まれていたこと
3、ことごとく誰にも似ていないと言われること


とてもかなしかった。実家がどんどん自分の家ではなくなっているのだなと感じた。私は父親が好きだが、母親とは割とうまくいってないが、気持ちもわかるけど、みたいになる。母は声が大きい。自分が知っていることをもってひけらかすようなところ(そのつもりはないのはわかっているのだし、そうでないこともわかっているけれど)父をバカにするところもあまり好きじゃない。父にも悪いところがたくさんあることはわかっているのだけれど。妹はもうすぐ家を出る。「夫婦」に次のステージが来ているような気がする。ほんとうに好きで結婚したんじゃないのかな。ほんとうにずっと好きではいられないのかなあ。ほんとうに好きな人とは出会えないのかなぁ、結婚できないんですかね。

わたしは強いて言うなら、父に似ていると言われるが、父の父(見たことがない)に似ているのではないかと勝手に思っている。母は父の父を知らない。私も知らない。けれど、わたしの周りには、それくらい、そのことに思いを馳せるくらいにしか、わたしに似ている人はいないのだ。