2018年11月10日土曜日

オルガン、円錐のこと


いくつか俳句のことを書きます。
1、オルガンのこと
2、円錐のこと
3、最近行った場所


1、オルガン

オルガン15号発行されました。
今回も、5人の作品、小津夜景さんと北野太一さんの対談、往復書簡、わからないって何?対談、連句にと盛りだくさんです。

みやざきの作品は、13句連作「想像のブースカランド」、テーマ詠時間「もみの木公園に息づく時間」です。

(向ヶ丘遊園駅周辺に行ったことはすでにツイートしたし、いいかなと思い以下書きます。もしネタバレが嫌だというような人は読まないで大丈夫です。)

昔住んでいた狛江から数駅先に向ヶ丘遊園駅というところがあり、十月の頭に周辺を散歩しました。かつて『ブースカ!ブースカ!』のロケ地だった駄菓子屋、昔は使われていたモノレールの柱があるわけです。わたしは多分仲の良い女の子の友達が住んでいることもあって、向ヶ丘遊園駅の土地が好きだったのかもしれません。今回は、はじめて向ヶ丘遊園地の跡地に行きました。行った日から数日間は、ネットにあがっていた向ヶ丘遊園で遊んでいる人たちの動画をぼんやり見ていました。

もみの木公園には去年の夏に数人で行きました。場所を特定させることはしません。だって作品でそのことは書いてないから。


2、円錐

今号、円錐79号のリリモリに「わたしの俳句宣言」を書きました。最近考えていることをまとめたものです。もしかしたら、それあたりまえのことやん、いまさら言う必要ないやろ、的なことなのかもしれませんが、わたしにとっては大事なことだったので書きました。


3、5人で福島に行った

堀下翔、大塚凱、青本柚紀、青本瑞季の5人で福島行こうよ旅をしました。勿来の関に行き、最後は関悦史に帰る旅。凱の運転する車でぺちゃくちゃ喋りながら、あっという間。海行ったり、温泉行ったり、つぶれかけのおもちゃ屋に行ったり。

上京したての頃からうちらはつるんでた訳ですが、3年前の写真を見ると若い、芋っぽさが残っている感じ。昔、凱が群青ハウスという家を借りていて、われわれはよくそこに集って朝から晩まで俳句書いて鍋するみたいなことをしていた時期がありました。詳しくはここ→http://spica819.main.jp/tsukuru/16910.html

2015年秋、大塚凱の石田波郷新人賞祝のとき

2018年秋、福島県小名浜の海にて

いろんなことをゆっくり進めながら、学校にいったり、アルバイトしたりという感じ。
いや、いろいろ進めていくうちに思ったのが、わたしには仲間がいたんだなということですね、やっぱり。あなたには、仲間がいると言われても、「へ〜、仲間かぁ」そんな風に思っていました。けれど、最近、やっぱり仲間やったなあ、と、そういう風に思えるようになってきました。

オルガンのみんなも、よくつるんでたみんなも仲間やったんやなあって。オルガンの年長組とは、わたしと両親くらいの年齢の差があるけれど、それでも仲間って心から言えるし、それぐらい4人のこと、過ごした時間が大切だった。

福島旅の終わりに、句会をしたのですが、凱と堀下と関さんが 〈来て道の日のあとかたの手の木の葉〉 という句を、評してくれて、りりかの句は口語じゃなくて喃語だという話をしてくれた。わたしが自然とこれまでやっていたのは、そういうことやったんだなあって。


すこし、しみじみしてしまいましたが、オルガン15号も、円錐79号も読んでくださいな!
それと俳句界の12月号にも既発表ですが、作品載ります。プロフィールの部分もチェケラ!

では!!!!!!!!




宮﨑莉々香








































2018年4月23日月曜日

ただ、にこにこしていたい

ただ、にこにこしていたい

でも、あたまはいいほうがいいと思う

でも、ただただ、にこにこしていたい

2018年4月15日日曜日

便宜的にも

友情は便宜的な、我慢の友好関係からは生まれない。

友情についての

友情は、それが友情だとなかなか気づけないから友情なんだろうな多分

だといいな

気まぐれ

5人くらいしかフォロワーがいないツイッターで
おたがいあったことを勝手につぶやいたりそれを見たり、
気まぐれで散歩したり、
ぜんぜん写真撮るわけでも、連絡毎日してる訳でも、ズッ友感がある訳でもないけど、
でもなんか、なんか、このどうでもよさが、わたしが感じることができる友情なのかなあ。

別におたがいがんばらないでよくて、
差し入れにくれたキャラメルのパッケージがゆるかわいくてなごんで
そのキャラメルを食べていたらなんか泣けてきちゃったんだけど
これは友情かなぁ

2018年4月2日月曜日

希望

生きていることは大変だなあと思う
できることならずっと引きこもっていたい

2018年3月10日土曜日

松屋が好きで作った短歌


味噌汁の機械が味噌を出すのが見える席を今日まさに勝ち取りたいです

誰がなんと言おうと最高なのは松屋!チーズキムチを選んでも君が

どうぞって手だけで合図されている券売機とわたしの関係みたい

向かい 定食のキャベツで笑っていて観光客のアジアのふたり

キャベツ食べなかった彼がカレー牛食べているのを見てなんかやりきれんかった

湯呑のほうじ茶を差し出してくれた店員さんが中国人だと名札でわかった

わかりあえなくてもここのテーブルはひとつのかたちでつながっている

味噌汁に普段は蓋がなかったのにまたひとつ上品になった松屋

蓋があるからすぐに飲んでもふやけてる油揚げすばらしい夜の日

ここはもうばらばらにひらけてるから安い公園みたいで好きだ

ねぎが載るカルビ丼頼んでみたがやっぱりねぎがだめな雨の日

アイス食べたくなった普段は行くことがないけどそこらへんにあるポプラ

なんとなく本屋に立ち寄って一番いいと思ってポパイ買ったら嫌な顔された

あまりいないテレビひとつがない部屋の家主は簡単なコーヒーを入れた


2018年3月3日土曜日

パンジー

お金もないし
別になにかのプロな訳でもないし
わたしが生きていること自体が迷惑に思えて
生きていること自体に自信がなくなってしまう

生きてるって思えるのは
パソコン開いて文字を打ってるときか
景色みてるときくらいだな

母親も父親も高卒で実家は田舎にある
くもんに通ったり教育熱心だったけど
いったいなにになるというのだろう

進学校に通って 国語と世界史しかできなくて泣いた
高校の時の友だちより中学の時の友だちの方がすきだな
看護師になったり、地元に帰って他愛もない話をするんだ
特に意味もないみたいな話ばっかり

シティーボーイにもお金持ちにも勝てやしない
なんで生きてるんかな わたし
なにしてるんかな わたし

実家に帰ったら、きらいだったおばあちゃんがお金をくれる
仕事がつらいという母親の話を聞いてあげる
インスタントコーヒーを飲んでいるという話を聞いてあげる
それはぜんぶわたしが大学に行ってるからだと言う
その選択を望んだのはわたしだけじゃなかったはずなのに

バイト先の上司はバイトを家畜かなにかだと思って仕事を押し付けてくる
なんなんだろう なんなんだろう

今日も同じ道を歩くのを繰り返して
パソコンをひらいて 文字をうち続けることしかできない